10. 凍雨




凍雨(とうう)
――透明あるいは半透明の氷が雨の如く降る事。



 舞台の脇に設置された大きな競技用のタイマー。
 その横に民族衣装を着た男性が控え、見慣れぬ楽器を構える。


1ラウンド10分、インターバルを挟む3ラウンド勝負。
 勝者が得るものは――説明する迄もあるまい」
 Mr.Xが厳かに宣言する。


「ニャティティ……ケニアのルオ族の楽器やね」
 ケニアの全ての部族には特有の民族音楽が有る。
 その中でもルオ族の音楽は有名で
今では様々なアレンジを受け入れつつ、
ケニア全体で親しまれている。
 ……そう、怜南が解説する。


 8本の弦と鉄の鈴を同時に掻き鳴らすという、
弦楽器と打楽器の両方の要素を持つ特殊な形状に、
如月は目を見張った。
 所属組織のコネを使ったのだろうが、
Mr.Xは本当に多種多様な人々を
様々な場面で投入してくる。
「これも『趣向』って奴か」
 Mr.Xの後ろにいる『アサカ』を想起しつつ、
如月は吐き捨てた。





 ニャティティが開始を告げる。
 満は――そしてジュンはスプーンを手に食い始めた。





 皿交換の合図として手が上がる度に、
その印が木の板に刻まれ、カウントされる。
 新たに注がれたギゼリが、
民族衣装を着た給仕によって次々に運ばれていく。


「なぁ、満はプロ、やんな?」
 『フードファイト』を初めて観る怜南が如月に問う。
「ああ。あいつは強い」
「じゃぁ、素人のジュン相手なら……」


「『素人』」
 ふん、と笑う声がする。
「確かに彼にとっては初めてのフードファイトかもしれん」
 小男が如月を見やる。
 続きはお前が説明してやれ、と言う意味だろう。


「あんたは黙っとれ」
 怜南が怒気を隠さずに言い捨てる後ろで、
如月はMr.Xの指す事態を理解していた。
「……異常だ。
 素人の喰い方じゃない」
「エーイチ?」
「ド素人でも、病人でも、死ぬ気になれば
 確かに一瞬だけは勢いを付けられる」


 絶望は全ての感覚を奪う。
 肉体の限界を自覚させず、
破滅の向こう側まで能力を引き上げていく。


 そんな人間を、即席のファイターを、如月は何人も見てきた。
 だからこそ分かる。
 これは死ぬ気『だけ』の人間の戦い方ではない。





 満は隣に並び、ギゼリを掻き込む少年を一瞥する。
 そのペースは素人とは思えぬほど早い。
 スプーンの持ち方も咀嚼も粗削りながらも、
戦いとしての基礎は出来ている。
 一定の速度を保つ呼吸法と腕捌きを――
酷似する手技を、満は以前にも見ていた。
 そう、カミーラと同じだ。
 呪術の為の基礎が、そのままファイトに応用されている。


――だが、それ以上に
彼の速度を引き上げているのは。





「……リズム」
 怜南が如月の言葉に眉根を寄せる。
「奴の食べ方には一定のリズムがある。
 しかも一切乱れない」
 その言葉に、怜南はジュンの喰いっぷりに目を凝らす。
「本物のファイターとなれる素質の一つは
 その裡に旋律(リズム)を秘めているかどうかだ」


 魂の起原。生き様、信念。
 それらはファイター各々が持ち合わせるものだ。
 だがそれをリズムへと昇華し、
ファイトの場で発露させるに至るものは少ない。


 フードファイト観戦初心者の女性は、
分からぬなりに必死に考えている様子だったが、
やがてはっとしたように声を上げた。
「……ジュンの一族の唄」
 如月は視線で続きを促す。
「自分は特別な立場やったって。
 彼らに伝わる唄や伝承を継いでいるって。
 聞かせてくれた事、ある」
 小男はその言葉に、我が意を得たりとばかりに頷いた。


「そうだ。
 あの少年は失われた一族の全てを継いでいる。
 彼は今も謳っているのだよ。
 この大地と、そこに生きた、自分につながる全ての命を。
 それらが抱えた全ての絶望を」





 満は目を細めた。
 ……あの小男が用意したのだ。
 どんな素質を持っていようと、
自棄になっているだけの相手をぶつけては来ない。
 そうは分かっていたが。


 ジュンが裡に抱えた絶望は、彼一人のものではない。
 彼の部族全ての絶望と、
破滅へと向かう復讐心がその喰いっぷりから伝わってくる。


――それは夜闇に包まれた草原を蹂躙する濁流の如く。
――白昼の密林を灰色に染めて薙ぎ払う暴風雨の如く。


 たった一人で泣き叫ぶだけでは尽きる事の無い、
深く昏い絶望がそこにある。


『怒りはやがて収まる』
 いつかの小男の言葉が満の脳裏を過る。
『しかし、私の哀しみは永遠に癒されないままだ、
 永遠にな』


 唐突に満は理解した。


 この戦いは試金石なのだ。
 Mr.Xとの再戦を望むのなら、
目の前の怒りを――その奥底の哀しみを下してみろと。
 この5年間の自分の変化を
奴はこの戦いで計っているのだ。





 第一ラウンド終了。


 皿の枚数は『13:11』。
 満が2枚、押し負けた。





「っ……!」
 舞台を降りた途端に、雨風の激しさを痛感する。
 自然現象に因らぬ、
ジュンが呼んだ雨は確かに強まっている。


 舞台の上ではここまで激しいと感じなかった。
 それはファイトによる興奮だけが作用しているのではない。
 この戦いが『魔術としての見立て』として成立した事実が、
ジュンと満による呪術の奪い合いに干渉し、
舞台上を緩衝地帯としているのだ。
 食事が風で中身が飛び散ったりしないのも、
未だに『呪術』の最終的な使い手が定まらずに、
発動していないからでもある。


 体が熱を求めて震える。
 ……この戦いはこれまで以上の『アウェイ』だ。
 時に視野を奪われ、徐々に体温を奪われていく感覚は
僅かに満のペースを乱している。


 と、満にバスタオルが掛けられた。
「……藪医者」
「このままだと危険だ。体を温めろ」
 数多の戦いを見てきたスポーツドクターとして
冷静に指摘する。
 満は頷き、タオルの端を掴んだ。
 かつて経験したかき氷対決の際に
体を限界突破まで冷やす怖ろしさを経験済みだ。
「まさか舞台そのものがここまで不利になるとは思わなかったな」
 如月が、見通しの甘さを自嘲する。
 例え医師の免許が未だ無くとも、
如月は数多の経験から満を助けてくれる。
 普段はふざけたような事を言ったり、
寝ぼけているのかと思っても、
戦いの場では真摯に向き合い、支えてくれる。


『友だちだろ!』


 昔、裕太はそう言ったが。
 かつての悪友は、今は掛け替えの無い戦友になっていた。


 席を外しているサポーターの言葉を思い出し、
選手は口元を緩め、専属医師も頷いた。
「よし、まだ気持ちは負けていないな」


 そして如月が暗闇を見上げ、
満もまた釣られるように顔を上げた。
 雨風は激しいが、まだ地表を洗い流す程ではない。


「……まだ大丈夫なはずだ」
 如月の言葉に、満は頷いた。
「ケネスの読み通りだ。
 このファイトそのものが呪術の一部に、儀式として取り込まれている。
 なら、この決着が付くまで、ジュンの魔法は動き出さない」
「確かにそう言ってたが」
「『信じる』んだ」
 そう、固く信じる事こそが
“ジュンの魔法に干渉する原動力”となる。
「そうだったな」
 如月は頷き、発破を掛ける。
「それじゃ止めるぞ。
 俺達の大事な家族であり、親友を!」





『ジュン!』
『……レナ』
 Mr.Xに連れられ、
近くの建物に入ろうとするジュンへと怜南は駆け寄る。
『……なぜ邪魔をする』
 冷たく言い放たれる人造言語(シェン)に対し、
彼女は必死に英語(ことば)を紡ぐ。
『私は』
『あんたは、あんただけは俺の気持ちが分かるはずだ!
 分かってると思っていた!』


『私の両親も、事故で死んじゃってね』


 そうだ。
 昔、意識を取り戻したジュンを見舞っていた頃、
怜南はそう、彼に語ったのだ。


『分か……』
『分かるならこの馬鹿げた試合を止めろ!
 俺の邪魔をするな!
 ……そう、お前もだ!』


 ジュンは向き直り、小男に指を突きつける。
 Mr.Xは眼前スレスレのその指先に
表情を揺るがすことも無く、
黙って顎で行けと促す。


『ジュン!』
 駆け寄る先で、建物の扉が閉じていく。


 怜南は息を吸い込み、そして。


「……『トオル』っ!」


 扉が閉じる直前に、向こう側へその名を滑り込ませた。





 狭い室内で、小男と少年は向かい合っていた。
 近くの建物を、ファイトの控室として接収しているのだ。


『どうした?』
 小男は訝しみ、英語で問い掛ける。
 先程まで雨にもその体を震わせなかった少年が、
今は頬を強張らせている。
 少年は小男の問いにも気付かぬ様子で
宙の一点を見つめる。
 彼の周りで揺らぐ魔力の雷も戸惑っているように、
小男からは視えた。
 事前の調査であの女が、
『部族を失ってからのジュンの支え』であった事は分かっていた。
 だが復讐を躊躇わせるほどに深い仲であるとは、
調査結果からも、ここ迄の会話からも感じられない――。


「『トオル』?」
 先程、女が叫んだ言葉が小男の意識に引っ掛かった。
 反応を見るように呟く。
「いい加減にしろ」
 小男の言葉に、弾かれる様に少年が睨みつける。


「何故、こんな訳の分からない戦いに、
 俺の復讐を巻き込んだ!
 俺の呪術は、復讐は見世物じゃない!」


 小男の頬を飛沫が裂いた。
 少年の体に付着した雨粒が、
彼の魔力と激情に従い、形ある敵意となる。
 目に留まらぬ程に小さな水滴が、
ナイフよりも鋭利に切り付けたのだ。


 浅く、細いその傷口から、
ゆっくりと赤い血が滲み、頬を伝う。


「……余計な気力を使わせるな」


 “その気になれば、滅多刺しにできる”、
ジュンの険しい視線が告げる。


 小男は静かに首を横に振った。


「では私は席を外そう。
 ……だが」


 扉を潜りながらも、Mr.Xは視線を外さない。


「あやつにすら想いの届かぬ復讐ならば、
 ――いっそ」


 憐みが、零れた。


「捨ててしまう方が君の為だ」



 扉を閉じる直前、小男はその脇へと身を隠す。
 次の瞬間、扉は跡形も無く水滴で穿たれた。





「エーイチ」
 第二ラウンドを待つ如月に、
怜南は思わず呟いた。


「『嘘つき』」


 その言葉に幼馴染はぴくりと肩を震わせる。
「ほんとは会社員じゃなくって、『ドクター』なんてね」
「そ、それはだな。
 敵に気づかれない為に仕方無くだな……」
 大袈裟に狼狽える様子に、
なんだか昔に戻ったような気持ちになる。
 先程のジュンとの会話での動揺も
少しだけ静まる気がした。
「――えぇよ」
 こんな時で無ければ、もう少しからかっていたかもしれないが。
「こんなアホみたいな状況と戦ってるんや。
 方便やって必要や」
 そう頷いてみせる。
「そ、そうか」


 ジュンが出てくるまでの待ち時間、
少しだけ沈黙が生まれる。


「……『嘘つき』、か」
 少しだけ沈んだ声音で、如月が呻く。
「『ドクター』って肩書だって、
 仕事を得る為だけに潜り込んだだけで。
 ヤブってのはほんとだ」
 医師免許を持っていないだろうとは、薄々気づいてた。
 くすり、と笑い飛ばしてみせる。
「それは、エーイチが必死に生きてきたからやろ」
 あの園を卒業した皆が必死だった。
「でも、そんなズル、
 『あいつ』の前じゃ恥ずかしいっての」
 如月に応えようとして、
怜南はその『あいつ』が来るのに気づき、
観戦への緊張の前に口を閉じた。





 第2ラウンドを前に、
改めて食器が配膳される。
 それを傍目に、満とジュンは再び舞台へと上がった。


『全く下らない事に巻き込みやがって』
 席に着くなり吐き出された少年の怒りに、
満は皮肉気に口元を歪めた。
 異国の言葉の意味が何となく分かる。
 これもジュンの呪術へ無理矢理干渉し、
霊絡を通した影響か。
 またはジュンの奥にいる『トオル』のお蔭か――


「お前の世界が狭いから、そう思うのさ」
『狭い?』
 ぎり、と歯を食いしばる気配がした。
『狭くていい。
 俺にはただ、故郷だけが大切だった!
 一族だけが居れば、それで良かった!
 それを踏みにじったのは……っ!』


――いや。
 この感覚には馴染が有り過ぎた。
 フードファイトというリングでスプーンを交わす、
その行為こそが自分とジュンの心をつないでいる。


 激しい絶望と苦しみ、
それに裏付けされた果て無い憎悪。
 それは痛いほどに自分に伝わってきている。


――なら、自分の想いは?――
――自分が抱く思いは、このファイトで伝わっているのか?――


 雨の雫は満の目に飛び込み、幽かな痛みを残していった。





 第二ラウンドが始まった。


 満がジュンの後を追う展開は変わらない。
 だが満のテンポが大きく崩れる事も無い。


 そして――ジュンもまた。





「ジュンが、こんな食べれるなんて、知らんかった」
 怜南は呆然と呟く。
「君は、少年の知り合いだね。
 名は『瀬川怜南』」
 Mr.Xが興味深げに呼び掛ける。
「なんでうちの事知っとぉねん」
 多少の事なら無視を決め込む心算だったが、
名前を言い当てられれば反応せざるを得ない。
「知っているさ。
 彼を此処に招くのに、どれだけ調べたと思っているんだい?」
「変質者、キモイ」
 怜南が即座に切り返してやると、
小男も一瞬呆れたように口を開閉させた。
 後ろで如月も鼻で笑う。
 だがその表情も直ぐに真剣なものに変わった。
「魔法を取り込んだ、と言っていたな」
「そうだ。その点ではBrawn Anisと同じではある、が――」
 少しだけもったいぶってから、小男は言葉を続ける。
「彼女の魔法は、復讐は怒りと誇りだった。
 だが、少年の呪術による復讐は違う――絶望だ」


 怜南には全く意味不明な言葉に対し、
如月は静かに解説する。
「――興奮状態でこそ、胃酸は過剰分泌される。
 そして満腹中枢への刺激を遅らせる」
 『藪医者』は腑に落ちた表情で、こう続ける。
「そして絶望は、破滅への恐れを奪う。
 副交感神経による活動への抑止を沈黙させるんだ。
 結果として過剰興奮は止まらぬまま、限界を突破する」


「成程、宮園のコミッション・ドクターは伊達ではない、か。
 ――その通り、故に絶望こそが最強の感情なのだよ。
 加えて言うならば、
 彼が水と大地につながるものを取り込めば取り込む程、
 それは体を巡り、魔術と一体となって、外へと放出される。
 分かるかね?」
「急激な消化吸収からの、体の外への熱放射。
 ジュンの体内に食べ物の水分が残らず、残りは腸の中で圧縮される。
 ……ジュンは、このアフリカそのものを文字通りの胃袋とするのか」
「そう。
 所詮は『人間という有限』に縛られた胃袋が、
 命を全て孕んだ大自然に勝てるはずがないのだよ」


 長年、医療に関わる職に就いていた怜南にとって、
小男と如月が話す内容は荒唐無稽の作り話にしか聞こえない。
 だが目の前の光景は、
“そう”としか説明できないのも事実である。


――自分には理解できない世界――


 だとしても。


――それがどうした――


「随分、しゃべっとぉけど。
 ……何も知らへんくせに」
 怜南は吐き捨てる。
 理屈なんて、ジュン自身には、その心には関係ない。
 ジュンと向き合い続けてきた時間は、
自分の方が圧倒的に長い。
 なのに小男が知った風を吹かせることが
――それ以上に、彼を道具扱いすることが赦せない。


 小男がほぅ、と眉根を寄せる。
「なら君は、彼が少年だった頃を知ってるのかい?
 あの部族の掟を、その過酷な修行を、そして失ったものを。
 彼につながる全てと、その哀しみを」
「聞いとぉわ」
 ジュンが苦しみを吐露するのを、
支えてきた自負がある。


「……『聞いている』」
 ふん、と鼻で笑う気配がした。
「実感した訳ではない。
 君の考え方、感じ方で補った勝手な『想像』は、
 果たして『理解』と言えるのかね?」


 その言葉は怜南を貫き、
奥底の『過去』を引き摺り出す。


『可哀そうに』『しょせん孤児で』
 そんな言葉を無慈悲に掛けられ続けてきたのは自分達だ。
 どんなに話そうと、叫ぼうと、
本当の理解など無いことを知っている。


 上辺だけの理解など届かないことを、知っている。





「『分かるはずがない』」
 濡れた唇を開き、満が不敵に呟く。


 ジュンの絶望。
 小男の言葉はまた、舞台上の満の胸をも突いた。


「そうだ。
 誰だって相手の本当の孤独には踏み込めはしない」
 己の痛みを静かに見つめ、満は言葉を紡ぐ。
「できない事を知りつつ、
 俺達は踏み込んでくる誰かを待っている」


 かつては芳が、そして今は真奈美が。
 心の奥深くまで踏み込み、自分を救ってくれる。


『俺は待ってなんかいない。
 理解なんて必要ない、
 ただ、ここで終わらせたいだけだ、復讐として!』


 “フードファイトは終わらせるべき”、
満のその信念は変わらない。
 だがこのファイトでしか踏み込めない先で、
悲鳴を上げている『子供』がいるのなら。
 ならば自分は今、この戦いを躊躇わない。


 満はただ、少年の言葉に黙って首を横に振る。


『くそおぉっ!』
 満に対する拒絶は呪術の奔流へと変わり、
周りを飲み込もうとする。
 満はそれに対し、黙ってスプーンでギゼリを掬い上げた。
 その一掬いで、嵐はその力を緩めていく。


「戦いは終わってない。
 勝者が決まらない限り、この魔法は始まらない」


 ジュンが望む復讐も、
少年への救いも、
何れもこの戦いの先にあるものだ。


 少年に浮かぶ拒絶と怒りは――
そして壊れた笑いへと移ろった。


『……そうか、それなら戦ってやる!』


 スプーンが指した先、得点ボードの数は『29:24』。
 更に開いた差を示し、ジュンは顎を突き出す。


『この差で、馬鹿な事ばかり言いやがって!
 そうだ。
 勝った暁にはお前も、
 そこの小男もまとめて豪雨に沈めてやるよ!』






19'/08/28 UP





     



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